京都の和菓子店で見られる業務用天然素材の食品容器
日本では、全国各地で銘品と呼ばれる食べ物がたくさんあります。東京であれば鰻と鱧、北海道ならトウキビや乳製品です。そして一大観光地となる京都だと和菓子が挙げられます。京都は1400年以上もの長い間、日本の中心地として栄えた都で、独自の文化を生み出されてきました。
和菓子は朝廷の貴族が編み出したもので、今ではアメリカやフランスといった諸外国の人々にも大人気となっているほどです。色とりどりの製品がありますが、菓子そのものだけでなく食品容器にも趣向を凝らされているのがポイントです。そこでここでは、京の都で販売をされている菓子の業務用食品容器について、簡単に紹介をしていきましょう。キーワードは天然素材というもので、竹の筒や柿の葉などを使用されています。
まず竹の筒を使うのは水ようかんで、作るときに筒の中に餡を流しいれるのが特徴です。青竹を用いる事で清涼感を醸し出すことができ、食べるときは底に穴をあけて吸うようにして食べられます。業務用であるため、市内の南部では食品容器用の竹林もあり、ここで制作をされています。柿の葉を使うにはおもに水無月という外郎です。
7月のはじめに食べる風習が関西にはあり、半年間の無病息災を祈願する食べ物です。業務用の柿の葉は少し大振りとなっており、こちらも専門農家で育てられたものを活用されています。京では食べものに自然を織り込んでいるため、天然の恵みを実感できるようになっています。
コメントを残す